HISTORIC SEASON 2014

Rovinj CRO

室屋義秀がブレイク!初のレッドブル・エアレース表彰台に。

ワールドチャンピオンシップ2014の第2レースでは、室屋義秀はブレークスルーを期待。そして、日曜日当日、アドリア海上で室屋は見事な飛行で観衆を魅了し、見事3位につけた。

ロヴィニ(クロアチア)

室屋義秀がロマンチックなクロアチアのロヴィニ海上を華麗に飛行し、集まった観衆たちを魅了。世界最速のモータースポーツシリーズ史上初めて、日本人が表彰台に立った。1位と2位の争いでは、ハンネス・アルヒ(オーストリア、2008年レッドブル・エアレース・世界チャンピオン)が巻き返しを図り、前チャンピオンのポール・ボノム(イギリス)を打ち破った。難関コースでの飛行時間は約1分。室屋は1分0.13秒で僅かにアルヒの59.01秒に及ばなかった。

 

名前を呼ばれると、室屋は満面の笑みを浮かべて飛行機から飛び降り、彼のクルーを初め、レポーターやサポーター集団から祝福を受けた。先月のアブダビでのシーズン開幕戦で予測不可能な風にもかかわらず室屋が9位につけたことから、レッドブル・エアレースの他のパイロットたちは室屋がブレークスルー寸前であることに気がついていた。事実、室屋はロヴィニの風を上手く克服したのだった。ちなみに、ロヴィニ戦では、「パイロン・ヒット」で多くのパイロットがレースから脱落している。アルヒとボノムはレッドブル・エアレースのトロフィーを獲得した41歳の室屋を祝福し、滑走路上で握手を交わした。

室屋コメント

ここ3年間すっと厳しいトレーニングを積んでいました。とにかく自分のやり方を信じるだけです」と語る室屋は現在、総合4位だ。「落ち着いてトラックを通過し、他のことは何も考えないように集中しました。とても嬉しいです

 

次回のレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップシリーズの高速、低空アクションは、5月17~18日にマレーシアのプトラジャヤで開催予定。