HISTORIC SEASON 2017

Lausitzring GER

白熱するシリーズチャンピオン争い。 ヨーロッパラウンド最後となるラウジッツ大会で、Team FALKEN(室屋)は今シーズン3度目の優勝を獲得し、年間総合ランキング2位に浮上した。

9月16日(土)・17日(日)、2017年シーズン、ヨーロッパラウンド最後となるRed Bull Air Race World Championship 2017 ラウジッツ大会が、ドイツ・ユーロスピードウェイ・ラウジッツで開催された。現在年間総合ランキング4位の室屋にとって、巻き返しを図る大きな意味を持つ大会である。

予選前日の15日(金)に行われたフリープラクティス1・2。室屋はそれぞれ51.968秒(ノーペナルティ/ トップと+0.823秒差)で8位、51.088秒(ノーペナルティ/ トップと+0.385秒差)で4位と順調に順位を上げ、予選日を迎えた。

予選当日の16日(土)に行われたフリープラクティス3では50.004秒(ノーペナルティ)にタイムを縮め、トラックレコードを記録し1位に立った。

続けて行われた予選では50.400秒(ノーペナルティ)で3位に。「自分たちの望むラインを見つけられていて、狙ったタイムが出せているので満足している。明日の決勝も同じようにフライトしたい。」と語った室屋のタイムは、トップと僅か0.137秒の差。決勝も白熱した戦いになる事が予想された。

迎えた決勝当日Round of 14。予選12位のフランソワ・ルボット選手(フランス)との対戦では52.048秒で勝利。

その結果、Round of 8では、カービー・チャンブリス選手(米国)と対戦する事に。共にシリーズチャンピオン争いを繰り広げているチャンブリス選手との差は僅か3ポイント。負けられない戦いに挑んだ先攻の室屋は50.772秒と好タイムを叩き出し、チャンブリス選手に勝利。Final4へ駒を進めた。

迎えたFinal4で最初にフライトをしたマット・ホール選手(オーストラリア)は50.846秒を記録。後に続く選手にプレッシャーを与える好タイムであったが、2番目の室屋がスムーズなフライトで50.451秒とマット選手を上回るスピードでゴールし、表彰台が確定した。続くフアン・ベラルデ選手(スペイン)、現在年間首位のマルティン・ソンカ選手(チェコ)も室屋のタイムを超える事ができず、今シーズン3度目の室屋の優勝が確定した。

今大会でワールドチャンピオンシップポイント15を獲得し、年間総合ランキングは2位に浮上。
混戦極める今シーズンは残り1戦となった。
Team FALKENは年間王者の目標に向かってチームの総力を結集し、最終戦のインディアナポリス大会に挑む。