HISTORIC SEASON 2018

Indianapolis USA

新たにウインドレットを導入して今大会に臨んだTeam FALKEN(室屋) フリープラクティスから安定したフライトをおこなうも、ペナルティ判定を受けて悔しくも初戦敗退。年間総合ランキングは5位に。

10月6日(土)・7日(日)(現地時間)、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2018第7戦が、モータースポーツの聖地である米国 インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。

Team FALKEN(室屋)は、大会前に米国で入念な調整・テストをおこない、以前より研究・開発を進めていたウイングレットを今大会から投入することを決定。新兵器を装備して臨んだ予選前日のフリープラクティス1では1:04.933秒(ノーペナルティ)で4位、フリープラクティス2では1:04.517秒(ノーペナルティ)で2位を記録。

予選日におこなわれたフリープラクティス3では1:05.550秒(ノーペナルティ)を記録し4位に。続けておこなわれた予選では、1:06.273秒(ノーペナルティ)で5位。風の影響からか、前日と比較しタイムに変化があるものの、室屋はこの予選のフライトを振り返り「チームは落ち着いて淡々と前に進んでいるので、悪くないですし、自分自身のフライトはいい感じ。明日(レースデイ)は風が弱まりそうなので、今日以上に実力勝負になると思うので楽しみです」と手応えを感じていた。

迎えた決勝当日。Round of 14では予選10位のベン・マーフィー選手(英国)と対戦。後攻でフライトした室屋は相手選手を上回るタイムでフライトしていたが、ゲート13でインコレクトレベルのペナルティ判定を受け、1:07.734秒(ペナルティ+2秒)を記録し、悔しくも初戦敗退となり、Team FALKEN(室屋)は12位で今大会を終えた。

室屋はこの結果を振り返り「フライトは問題なかったと思います。テールカメラでも問題ないように見えましたが、ペナルティを受けてしまいました。フライトについてもう少し学ぶ必要があります。もちろん、今日の結果は残念ですが、フライト自体は悪くなかったので、次のレースで様子を見たいと思います。」とコメントした。

今大会で年間総合ランキングは5位に。「来年に向けた準備はすでに始まっていて、来年もう一回タイトルを取りに行くためには一戦一戦積み上げていくことが大事なんですよね。だからこそ、次戦もしっかり戦っておきたいと思っています」と語った室屋。Team FALKENは今シーズン初勝利を目指してベストを尽くし、来月におこなわれる次戦フォートワース大会に挑む。