TEAM CAREER
チームキャリアストーリー
2008年 スペインで開催された「レッドブル・クオリフィケーションキャンプ」にて、エアレース参戦に必要なスーパーライセンスを取得。同期であるマット・ホール、マティアス・ドルダラー、ピート・マクロードと共に、2009年シーズンからのレッドブル・エアレース参戦が正式に発表された。日本人初、そしてアジア人として初めて参戦することとなる。
レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップのデビューイヤーとなる2009年の最終第6戦バルセロナ(スペイン)大会で、6位入賞を果たし、初のポイントを獲得する活躍を見せた。翌2010年も引き続きレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦。
2014年 3年間の休止期間を経て、レッドブル・エアレースが再開。休止期間中、メンタルトレーニングをはじめ操縦の基礎技術を見直すとともに、チーム体制の強化を図ってきた。その成果が、第2戦クロアチア戦で自身初の3位表彰台という形で示された。
室屋の活躍と共にエアレースの人気も高まりを見せてきた2015年5月、レッドブル・エアレースが日本で初めて開催された。初の母国戦の舞台となった千葉市・幕張海浜公園に詰めかけた12万人の観衆を前に、室屋はトラックレコードを記録。ラウンド・オブ・8ではオーバーGによるDNFを記録してしまうも、室屋は記念すべき日本初開催のエアレースについてこう評した。
「今までやってきたことの成果として、ものすごい数の観客の前で飛べた。今日が人生で一番いい日なのかなと思う。」この年、年間総合成績も自己最高の6位で2015年シーズンを終える。
翌2016年6月、2年目となるレッドブル・エアレース 千葉大会。5万人を超える観衆の前で、悲願の初優勝を遂げる。シリーズ全戦においてもコンスタントにポイントを重ね、年間総合ランキングも6位を獲得。常に上位をうかがうチームに成長してきた。
2017年 5月にサンディエゴで行われた第2戦、6月に千葉で行われた第3戦で連続優勝。千葉大会は2016年に続き母国戦2連覇を果たす。その後も第7戦ラウジッツ大会、第8戦インディアナポリス大会で連続優勝し、悲願のワールドチャンピオンタイトルを獲得。モータースポーツのトップカテゴリーでの年間総合優勝はアジア人初の快挙でもある。
2018年 2回の表彰台獲得など、上位での戦いを繰り広げ、年間総合ランキングも5位でシーズンを終える。
2019年 レッドブル・エアレースシーズン途中に突如、千葉大会を最後に終了することが発表される。シーズン4戦中3勝の圧倒的な成績を残すも、年間総合ランキングは2位でシリーズを終えた。母国千葉大会でも3度目の優勝を果たす偉業を成しえ、レッドブル・エアレースの歴史に名を刻むとともに、日本にエアレースという新しいモータースポーツの存在を広く伝えた。
Red Bull Air Race World Championship Career
(2009 – 2019)
World Champion
2017
WINs
8 Race
PODIUMs
14 Race
POINTs
271 Pt
- 2019 Red Bull Air Race World Championship - 2nd
- 2018 Red Bull Air Race World Championship – 5th
- 2017 Red Bull Air Race World Championship – 1st World Champion 8 Races 4 Wins
- 2016 Red Bull Air Race World Championship – 5th First Win : Rd.3 Chiba[JPN]
- 2015 Red Bull Air Race World Championship – 6th
- 2014 Red Bull Air Race World Championship – 9th First Podium : Rd.2 Rovinj[CRO]
- 2010 Red Bull Air Race World Championship – 12th
- 2009 Red Bull Air Race World Championship – 14th Race Debut